2011年05月15日

ボランティア

木曜日に東京を出発し、金曜日・土曜日と宮城県石巻市にボランティアに行って来ました。ボランティアの経験なんて何にも無い。どこに行って何をすれば良いのか分からない自分でしたが、会社が現地NPOと連絡を取って企画されたボランティアツアーに乗っかってみた。

震災以後義援金を送ったり支援物資を送ったりしたけどなんか自分の心中にモヤモヤとすっきりしない感情が残ってしまっていた。テレビで見るあの惨状に対して自分は他には何も出来ないんだろうか。でも今自分が行ったところで専門知識も無い、特殊技能も無い、足手まといになるだろう。しかも自分には仕事もある。そうそう会社を休んで東北に出かけるわけには行かない。そんなモヤモヤした気持ちでいるところに会社で企画されたボランティアチームの募集があったので、早速上司に相談して休みをもらって参加する事にした。

2泊3日のツアーは会社がバス及び宿泊費用を社会貢献活動の一環として負担してくれた。参加者は装備(ヘルメット、作業着、踏み抜き防止長靴、ゴーグル、など)や破傷風の予防接種、ボランティア保険などほんとに最低限の負担で参加することが出来た。関東・中部の約40人のチームで宮城県石巻市に行った。年齢、性別、職種、国籍は様々でしたが、ほとんどの人がボランティア活動経験は無い。自分が何が出来るか分からないけど、やる気と体力だけはあります的な自分と同じような人たちだった。

震災から2ヶ月が経過し、テレビの報道は避難所、仮設住宅、福島第一原発、その他原発が多くなっていたし、10万人規模の自衛隊の活動もあり、かなり片付けは進んでいるのではないか?ほんとに自分たちにやることなんてあるのかな?正直そんな気持ちもあった。それから、自分が「ボランティアに行きます」ってあんまり回りに言わなかった。いつも世のため人のために活動なんてしていない、どちらかといえば自分勝手な自分が急にボランティアなんて、なんか偽善者みたいに聞こえるのが嫌だったからだ。でも、行ってみてちょっと考え方は変わったかな。行った人は自分の感じた事、思ったことを自分みたいにモヤモヤしつつも何をすれば良いか分からない人に伝えることが必要だと思った。なので、今回ブログに書いた。自分よりいろんな事知っている人や、本格的に活動している人からしたらチャンチャラおかしい事かもしれないけど初心者の気持ちを書いてみる事にしました。色々ご意見いただけるとありがたいです。

現地について見た光景は震災直後からテレビで報道されている光景からさほど変わってはいなかった。道の瓦礫はどかされてはいるけど、跡形もなくなって、土台の跡だけ残る住宅街。前にさえぎる物がない場所の建物は3階まで潰れている。家と家の隙間に挟まる自動車、ぐしゃぐしゃなって町中に転がる自動車は数え切れない。その悲惨な現場から100mほど離れたところの住宅密集地は外側の家が防波堤のようになってくれたおかげで2mほどの浸水で免れていた。住民の方は避難していないお宅もあるが、2階で暮らしながら片付けする人も結構いた。

現地の光景はテレビで見ているけど、実際に行くと凄いのは臭いと埃だった。マスクとゴーグルがないと作業できない。自分たちに与えられた作業はかろうじて2階で生活している人たちがいる住宅街の一角の側溝の掃除だった。異様な悪臭はどうやら側溝から出ているようだ。蓋を開けてみると真っ黒なヘドロが見える。スコップで掘り返して見ると、一番下に砂、そして生ゴミのようなもの、最後に上にヘドロが乗った3層な感じになっている。雨が降ると埋まった側溝からこれらの混ざった液体が流れ出て悪臭が広がってしまう。

長くなってしまうので、続きは夜にでも書きます。今回写真は1枚もありません。テレビで見る光景のままですし、カメラも持って行きませんでしたが、とても写真を撮る気にはなれない状況でした。

posted by ZEP at 10:52| 神奈川 | Comment(2) | バイク以外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「臭いと埃」生々しいですね。

知っている人のコトバや文章は心に刺さります。
Posted by えびチリーヌ at 2011年05月15日 20:30
えび様

心して行ったつもりでもやはり言葉を失います。頑張ろうとかも言えないっすよ。
Posted by ZEP at 2011年05月15日 22:14
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